5e36dfea.jpg「全盛時は13台ありました。現在は5台です。8台は倉敷に行きました。門司港レトロは京都や倉敷とは観光の質が違いますね」

人力車で有名なえびす屋を展開する有限会社武蔵の取締役の方のお話を伺いました。

全国の「情緒」を売りにする観光エリアで、展開する会社の方が門司港で観光はで食っていけない、と言っていらっしゃるこの現実をわかっているのだろうか。

観光施設での食事は値段が高い。
それは土日祝日しか潤わないからです。
1年は平日の方が多いので当たり前ですよね。
だったら平日にお客様を呼ばないといけない。
門司港レトロの平日夜。見事な程に人はいません。

門司港レトロは景観をよくする為にイルミネーションを3年かけて実施する計画があります。
とても良いことだと思います。

ではイルミネーションを実施した所でどうやって誰がどこの人を呼ぶのか?

門司港レトロは着地型の観光地域ではないです。旅行会社や代理店からの送客が圧倒的に多数です。

まちづくりの皆様にその情報が抜け落ちてる。
中枢の方々に民間で観光を生業をされてる方がいない。それを指摘する方も今までいなかったのだろうか、と思ってしまう。

年間200万人が訪れる門司港レトロ。対岸の下関は年間300万人訪れるとの事です。足して500万人にはならないです。ほとんど被ってますから。
山口県・下関の観光助成は北九州と比較にならない位予算があります。旅行会社への助成金が北九州より多いです。

焼きカレーを全国にPRして頂きました門司港ホテルの佐藤さんは、4月に退職されました。
プレミアムホテル門司港は現在、地元と一緒の観光誘致に参加してません。フラッグシップのホテルが観光誘致や地元との連携から外れている現実。

でもベクトルは同じ方向なハズです。儲からなければやっていけないのですから。「利潤の追及」なくしてまちは発展しない。

見ている所「視点」が違うのです。
視点が変わればプレミアムホテル門司港の運営も理解できます。

イベントは「参加型」から「募集型」に変えればよいと私は思います。まちづくりメンバーが実行すると「ボランティア」がつきまといます。「募集型」にする事で全国から面白いイベントやそれを発想できる人が集まる。
受け入れるまちとしてそれを「審査」する。
自費+助成のイベント誘致。私ならそうする。

平日はインバウンドと修学旅行をターゲットに全世界を営業する。この2団体は休日にはほとんど来ない性質がある。

まちづくりに予算があるうちに、そこに気づきデキる人を雇い営業費用が出せたら、門司港は大きく変われる。

「なくなるよ!全員集合!!」でお馴染み、センターで声をあげているスペースワールドの島田さんに先日お会いしました。「TBSからクレーム来ないかヒヤヒヤでした(笑)。逆にクイズで使わせてくれって連絡があったんですよ!」との事でした。

島田さんの営業力、人柄、人脈とても素晴らしいです。スペースワールド閉園の後に門司港レトロの営業マンになってくれたら・・

そんな事を考えながら福井に移動中です。

長文失礼しました。